ごあいさつ(平成22年年頭所感)


日本チェーンストア協会
会 長   亀 井  淳

新年あけましておめでとうございます。平成22年の新春を迎え、年頭のご挨拶を申し上げます。

昨年の小売業界は、一昨年末のリーマンショックに端を発する、世界中を巻き込んだ景気低迷の影響が本格化し、年間を通して非常に厳しい環境となりました。また、社会保障制度に対する不信などを背景とした、お客様の将来への不安心理はなお強く、さらに高い失業率や所得減少に表れる雇用環境からも、生活防衛意識は一層高まっています。
このような厳しい環境だからこそ、人々の日常の暮らしを身近で支える我々チェーンストアに対するお客様のご期待は、ますます高まるものと考えられ、当協会に課せられた使命は非常に大きくなっていると感じております。本年も会員各社においては創意工夫を重ね、お客様の大きなご期待に積極的にお応えしていくために、店頭の商品・サービスなどの面で常に新しい価値を提供し続けてまいります。
政府に対しましては、生活者の将来に対する不安心理を一刻も早く軽減すべく、社会保障制度の信頼回復に取り組んでいただくとともに、内需に足場をおいた日本経済の明るい将来展望を明確に示し、可処分所得の増大に向けた政策を実現していただくことを、強く要望するところです。

また昨年は、新型インフルエンザという新たな脅威にさらされた1年でもありました。当初はより危険度の高いものを想定していたこともあり、国内は混乱に近い状況となりました。当協会の会員各社においては、店頭での衛生管理を強化し、できる限りの対応をさせていただきました。
今後も予断を許さない状況が続きますが、お客様の毎日の生活を支えるライフラインとしての機能をしっかりと果たすためにも、今般新たに当協会で作成した「チェーンストアにおける新型インフルエンザ対策に関するガイドライン」に基づき、お客様に安心してお買い物していただけるよう、適切な対応を続けてまいります。

さて、地球環境問題に対する社会の関心は、今後もますます高まるものと思われます。当協会の会員各社では、店舗の空調や照明などの面で省エネルギー型の設備を積極的に導入するなど、温暖化ガスの排出量削減に向けた取り組みを進めております。また、レジ袋の使用量削減に関しましては、お客様のご協力もいただきながら、レジ袋の辞退率30%を目標に取り組みを進めており、順調に実績を上げてきております。
本年も環境対策を重点課題として一層強化し、企業としての社会的責任をしっかりと果たすとともに、お客様のエコライフを後押しさせていただけるよう、努力してまいります。

皆様ご高承のように、昨今の政治・経済をはじめとする日本社会の動きは、過去に例を見ないほどに早く、激しいものとなっています。日本チェーンストア協会といたしましても、チェーンストアに求められる役割をしっかりと再認識するとともに、時代の変化に適切に対応し、生活者及び会員各社にとってのよりよい環境づくりを目指して、積極的に発言し、活動してまいります。

皆様には、本年も引き続き変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。皆様のますますのご健勝とご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。

以上