広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年4月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 5月26日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 8,798店
※総販売額 1兆1,895億円 前年同月比(店舗調整前)101.3% (店舗調整後)97.4%
<部門別の概況>

平成15年4月度は、上旬は雨が続き気温も低く衣料品の春夏物商品が苦戦した。中旬以降は気温は平年並みとなり売上も回復傾向となったものの店舗調整後の前年同月比は前年を下回った。

<4月のトピックス>
5月の増税の駆け込み需要から発泡酒が好調だった。また、新入学関連ではランドセル、体操服などが好調だった。

商品別の動き

食料品
食料品は9ヶ月連続で前年を上回った(生鮮品は3ヶ月連続、その他食品は14ヶ月連続のプラス)。
生鮮品では野菜や牛肉が好調で、その他食品では丼や弁当をはじめとした惣菜類が好調。
●食料品販売額    6,606億円
食料品前年同月比 (店舗調整前) 103.8% (店舗調整後) 100.8%

生鮮品
農産の野菜は相場高から全般的に好調。果実もトロピカルやイチゴなど順調に動くも、柑橘類の動きは鈍く、メロンは不調だった。 畜産の精肉では牛肉が好調で、豚肉も順調に動くも、鶏肉の動きは今一歩。ハム・ソーセージなどの畜肉加工品の動きも鈍い。 水産の鮮魚類はカツオは順調に動くも、その他の動きは今一歩。貝や海藻類などは好調だった。塩干では一汐開きなど順調に動くも、魚卵類は不調だった。
その他食品
加工食品では、米、パスタやパスタソース、缶詰など順調で、シチュウ、スープなどインスタント調味料や味噌、つゆ、ポン酢など調味料もまずまずの動きだった。菓子は、のど飴やキシリトール効果のガムを中心に洋風、和風とも順調な動き。TV等で話題となったココア、蜂蜜等は好調だった。酒は増税前の発泡酒の駆け込み需要もあり良い動きだった。日配の洋風デイリーは牛乳や乳酸菌飲料を中心に良い動きだが、デザート類はヨーグルトを中心に動きは鈍い。和風デイリーは、麺類、水物など順調だが、漬物、練物などの動きは鈍い。ベーカリーは食パン、菓子パンともに順調な動きだった。 惣菜は洋惣菜、和惣菜とも順調。丼、弁当など米飯類は好調で寿司なども順調な動きだった。
衣料品
衣料品は天候が不順で全般的に動きの鈍い中、レイングッズは動きがあった。
●衣料品販売額   1,646億円
衣料品前年同月比 (店舗調整前) 90.4% (店舗調整後) 94.8%

紳士衣料
ビジネス関連ではジャケットは不調でスーツ、スラックスなどの動きも鈍い。洋品ではTシャツ、トレーナー、ベストなどのカットソーは順調に動くも、シャツは不調だった。アウターボトムスはイージーパンツを中心にカジュアルパンツが好調だが、ショートパンツの動きは鈍い。
婦人衣料
外装類では、コートが好調だが、ジャケットは不調。フォーマルはセットアップの動きが良い。ボトムスはカジュアルパンツを中心に順調だが、ジーンズ、スカートの動きは鈍い。トップスは麻混ベストなどニットが好調で、ジャンパー、半袖シャツなど順調な動きだった。
その他衣料・洋品
子供服はベビー、男児が順調で、女児の動きは鈍く、トドラーは不調だった。肌着類は紳士、婦人、子供とも順調な動き。パジャマも全般的に順調な動きだった。ソックスは子供が順調に動くも、紳士、婦人は今一歩だった。
服飾関連ではレイングッズが好調で、帽子の動きもよい。
住関品
住関品は家具や家電で大型商品の苦戦が続いており、全体としても苦戦。
SARSの影響からトラベル関連のバッグは不振。
●住関品販売額 2,664億円
住関品前年同月比 (店舗調整前) 107.2% (店舗調整後) 93.3%

日用雑貨品
ダイニング関連では、新生活需要から鍋、ケトルなど好調で、輸入食器などの動きも良いが、和陶器、漆器などは不調だった。リビング関連は全般的に動きは鈍く、ホビー・カルチャー関連の玩具はプラホビーやTVゲームなどに動きはあるが、男児キャラクターものを中心に全般的に不調だった。文具は新入学、進級関連として色鉛筆、ノート、ペンケースなど良い動きだが、事務小物などの動きは鈍い。 靴は、紳士、婦人、子供とも動きは良い。バッグ類は紳士、婦人、スポーツの動きは鈍く、トラベルやインポートものは不調だった。
医薬・化粧品
目薬、鼻炎薬など医薬品や健康食品が好調。化粧品では、制度化粧品、一般化粧品ともに順調で、特にヘアケア、アイメイクなどの動きが良い。また、マスクや入浴剤など好調だが、歯ブラシ、ハンドソープや台所洗剤などの動きは鈍い。
家具・インテリア
家具は籐家具や収納小物などに動きはあるが、大型家具は不調。寝装・インテリア関連では、羽毛布団、ダウンケットなど好調だが、カーテン、カーペットなどの動きは鈍い。
家電製品
情報家電は携帯電話が順調で、パソコン周辺機器や消耗品類が好調な動き。AV家電は液晶テレビ、DVDが好調。大型家電は冷蔵庫、洗濯機など不調で、エアコンの動きも鈍い。小物家電は電子レンジ、トースターなど好調で、マッサージ機や血圧計など健康関連の動きも良い。
その他商品
園芸用品は不調だが、ペットフードなど順調な動きだった。自転車は幼児車が人気だが、スポーツ車、軽快車などは不調。スポーツ関連では、レディススポーツウェアが良い動き。スポーツシューズも順調だが、スポーツ用具やメンズスポーツウェアは不調だった。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.8%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は7.5%であった。
●サービス販売額    90億円
サービス前年同月比 (店舗調整前)  93.1% (店舗調整後) 95.3%
●その他の販売額   888億円
その他前年同月比  (店舗調整前)  91.5% (店舗調整後) 90.4%

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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