広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年6月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 7月24日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 8,839店
※総販売額 1兆1,845億円 (店舗調整前)100.9% (店舗調整後)97.1%
<部門別の概況>

平成15年6月度は、中旬以降、気温上昇等から夏物商品に良い動きが見られたものの、全体としては動きが鈍く、総販売額の前年同月比(店舗調整後)は前年を下回った。

<6月のトピックス>
父の日ギフト関連では、ネクタイやポロシャツといった定番ものの動きが良かった。早期展開が主流となってきたお中元ギフトはハム、調味料、石鹸・洗剤などが好調。増税前の駆け込み需要でタバコの売上は好調だった。

商品別の動き

食料品
食料品は、その他食品は前年水準を確保したものの生鮮品がマイナスとなり、全体としては2ヶ月連続のマイナスとなった。生鮮品は牛肉は好調だが、キンメダイなどの鮮魚は不調だった。 その他食品では飲料、焼酎、アイスクリームなどの動きが良かった。
●食料品販売額 6,670億円
食料品前年同月比 (店舗調整前) 101.7% (店舗調整後) 98.9%

生鮮品
野菜は土物野菜は良い動きだが、サラダ野菜、一般野菜の動きは鈍い。果実はイチゴ、スイカ、オレンジは良い動きだが、桃、サクランボの動きは鈍い。 精肉では、牛肉は好調だが、鶏肉は不調だった。ハム・ソーセージはギフト用を除くと今ひとつの動きだった。 水産では鮮魚がイワシ、サバは良い動きだが、水揚げ不足のアジや、水銀問題を報道されたメカジキやキンメダイなどは不調。造りの動きも鈍い。ワカメ、モズクといった海藻類の動きは良かった。
その他食品
加工食品ではドレッシング、マヨネーズといった調味料が好調。米、乾麺など順調で、乾物もまずまずの動きだが、缶詰の動きは今一歩。飲料の動きは良い。菓子は洋風、和風ともまずまずの動き。酒は焼酎は良い動きだが、発泡酒やビールの動きは鈍い。日配の洋風デイリーでは牛乳やアイスクリームなどは順調で、冷凍食品の動きも良い。和風デイリーでは水物、練物の動きが鈍かった。ベーカリーは全般的に良い動き。 惣菜は、洋惣菜は順調なものの、和惣菜は苦戦。また、丼や弁当を中心とした米飯類は好調だが、寿司は握り寿司の動きが良くなかった。
衣料品
衣料品は中旬以降、気温上昇等から夏物商品が良い動きを見せたものの、上旬の落ち込みをカバーできず前年を下回った。
●衣料品販売額   1,677億円
衣料品前年同月比 (店舗調整前) 93.1% (店舗調整後) 97.4%

紳士衣料
ビジネス関連ではスーツの動きは鈍かったものの、Yシャツ、ギフト需要もあってネクタイの動きは良い。ギフトの主力のポロシャツやベストに動きはあるが、甚平や浴衣の動きは良くなかった。
婦人衣料
外装類では麻素材を中心にジャケットは良い動きだが、フォーマルやスーツは不振。トップスではブラウスが好調だった。ボトムスではスカートが不調な反面、パンツは良い動き。水着の動きは良かった。
その他衣料・洋品
子供服ではTシャツに動きはあるものの、浴衣などは不調で、ベビーアウターなどベビーの動きも鈍く、トドラーも不調だった。肌着類は全般的に動きの鈍い中、婦人肌着はまずまずの動きだった。パジャマも婦人に動きがあるほかは全般的に不振。ソックスは全般的に不振だった。 服飾関連ではレイングッズに動きはあるが、サングラス、扇子の動きは鈍い。
住関品
住関品は紙類、タバコ、殺虫剤、ダイエット食品、機能枕など好調な商品もあるが、全般的には苦戦。
●住関品販売額 2,534億円
住関品前年同月比 (店舗調整前) 109.5% (店舗調整後) 95.2%

日用雑貨品
ダイニング関連では鍋、ガラス食器は順調に動くものの、アウトドア用品の動きは鈍かった。リビング関連の台所用品は良い動き。ホビー・カルチャー関連ではゲームソフトは不調で、男児キャラクターの動きも鈍いが、女児キャラクターはまずまずの動き。文具も全般的にまずまずの動きだった。また、ティッシュペーパーやトイレットペーパーといった紙類は好調だった。タバコが増税前の駆け込み需要もあって好調。 靴は紳士、子供はまずまずの動きだが、婦人の動きは鈍い。バッグ類はトラベル関連やインポートものは不調だが、紳士、婦人、スポーツは順調だった。
医薬・化粧品
殺虫剤や防虫剤は好調な動き。ダイエット食品などの健康食品の動きも良く、制度化粧品もまずまずの動きだが、シャンプーやリンスの動きは鈍い。また住居用の洗剤の動きは良かったが、衣料用洗剤は不調だった。
家具・インテリア
家具は籐家具に動きがみられるものの、整理ダンス、大型収納といった大型の商品が不調。寝装・インテリア関連では、父の日ギフト需要もあって機能枕は好調で、カーペットにも動きがあるが、カーテンや肌布団は不調だった。
家電製品
情報家電ではパソコン本体は不調だが周辺機器が好調で、電子辞書の動きも良い。AV家電では、カラーテレビが不調で液晶テレビが好調。大型家電では洗濯機が良い動きで、冷蔵庫もまずまずの動き。小物家電では除湿機や扇風機に動きがあるものの、VTRは不調だった。
その他商品
ペット用品のペットフードは良い動き。園芸用品は不調だった。自転車は全般的に動きが鈍い。スポーツ用品も不調だった。
サービス・その他
 旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.7%であった。ハイウェイカードの反動減は続いている。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は7.4%であった。
●サービス販売額    87億円
サービス前年同月比 (店舗調整前)  94.3% (店舗調整後) 95.7%
●その他の販売額   874億円
その他前年同月比  (店舗調整前)  90.3% (店舗調整後) 89.2%

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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