広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年8月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 9月24日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 8,889店
※総販売額 1兆2,059億円 (店舗調整前)100.9% (店舗調整後)96.1%
<部門別の概況>
・食料品7,159億円 (店舗調整前)101.3%(店舗調整後)97.8%
・衣料品1,446億円 (店舗調整前)96.9%(店舗調整後)99.1%
・住関品2,582億円 (店舗調整前)110.1%(店舗調整後)94.7%
・サービス95億円 (店舗調整前)94.9%(店舗調整後)95.8%
・その他774億円 (店舗調整前)82.5%(店舗調整後)81.6%

 平成15年8月度は、猛暑だった昨年に比べて、月前半は低気温と日照不足、その後の台風による大雨・強風等の影響を受けて全般的に盛り上がりを欠き、前月より改善したものの、総販売額の伸び率(店舗調整後)では前年同月を下回る結果となった。
食料品の動きは底堅いが、レジャー・季節商材のバーベキュー、飲料等が不調の反面、麺類、おでん等の温商材が好調に推移するなど特徴的な動きもあった。衣料品は、下旬に暑さが戻ったものの夏物衣料は奮わず、秋物商品の前倒しも好結果にはつながらなかった。住関品もエアコン、レジャー用品を中心に苦戦した。旧盆商材の果物・花・菓子類は良い動き。
<8月のトピックス>
◎8月は真夏日が昨年よりも少なく夏らしい陽気がほとんどなかったこともあり、おでんや麺類など冬場に動きの出る商品や米などが好調だった。特におでんの売上が昨年の数倍に上るところもあった。夏のギフトは、飲料よりも畜産品、調味料等が良い動き。

商品別の動き

食料品
農産品
農産品では、野菜・果物は前月に続いて相場・品質ともに不安定で動きに波。サラダ商材、葉物野菜は不調だったが、たまねぎ、ばれいしょ等の土物野菜は相場高もあり順調。果物ではアボガド、バナナ、桃は良かったが、スイカは不調。梨、ぶどうも今一歩。
畜産品
畜産品は、精肉では、昨年の偽装問題の反動もあり牛肉はまずまずの動き。豚も堅調。バーベキュー等のレジャー商材は伸び悩んだが、すき焼、旧盆の焼肉等は好調。ハム、ソーセージ、半製品も引き続いて良い動き。
水産品
水産品は、貝類、海藻類は引き続いて好調。お造り、冷凍魚や塩鮭、一汐等の塩蔵品は伸びを欠いた。豊漁のさんまは順調に動いた。
惣菜
惣菜は、和惣菜は伸びを欠いたが、温惣菜、揚げ物、焼き物を中心に順調な動き。弁当・丼等の米飯類もまずまずの動き。
その他食品
その他食品では、天候の影響から涼味デザート、アイスクリーム、冷飲料は不調だったが、発泡酒、ビールの新商品は引き続き良い動き。米、菓子パンも良い。茶、麺類等の温商材は順調だった。
衣料品
紳士衣料
紳士衣料は、ビジネスジャケット類、ブランドは好調。スーツにも動きがあったが、Tシャツ、ポロシャツ、ショートパンツ、ビジネス半袖シャツ等は天候の影響を直に受けて不調。
婦人衣料
婦人衣料は、ジャケット類、フォーマルが堅調だったほか、ワークパンツや5分・7分袖Tシャツ等にも良い動きがあったが、スカート、水着等の季節商材は不振。
その他衣料・洋品
その他衣料・洋品では、子供物は、ベビーウェア・肌着が好調のほか、ローティーンパンツ、長袖Tシャツが順調。男女児とも半袖Tシャツ、カットソー、水着等は伸び悩んだ。甚平、ホームドレス等のホームウェアは苦戦したが、浴衣は順調な動き。サンダルは不調。レイングッズは引き続いて良い動き。
住関品
日用雑貨品
日用雑貨品は、ダイニング関連では浄水関連、耐熱ウェアは好調だったが、ガラス器、洋食器は不振。アウトドア・レジャー用品、花火も不調に終わった。ティッシュペーパーは引き続いて好調。玩具では一般玩具、工作関連、男児キャラクターが良い動き。TVゲームはまずまずだが、DVD・ビデオソフトは伸び悩んだ。文具は男女児ともキャラクターが好調。防災用品も地域によって活発な動き。
医薬・化粧品
医薬・化粧品は、入浴剤、フットケア商品、健康食品は順調な動き。電動歯ブラシも引き続き好調。医薬は、胃腸薬は伸びを欠いた反面、風邪薬が順調な動き。衣料用洗剤も室内干し関連を中心に健闘。
家具・インテリア
家具・インテリアは、タンス、収納等大型商品は不調だが、籐家具は良い動き。肌布団、フェザーケット、ダウンケット等も順調。インテリアはクッション等小物中心の動き。
家電製品
家電製品では、DVD、液晶テレビ等のAV家電のほか、携帯電話、パソコン周辺機器が順調。冷蔵庫、洗濯機等白物家電が伸びを欠いたほか、扇風機、エアコンは不調に終わった。食器洗い・乾燥機、除湿機、布団乾燥機は良い動き。
その他商品
その他商品では、園芸用品、ペット用品は順調な動き。子供のキャラクター自転車も良い。スポーツ用品はウェアが全般的に不調。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.8%であった。
 また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.4%であった。

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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