広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年10月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 11月25日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 9,002店
※総販売額 1兆2,155億円 (店舗調整前)105.1% (店舗調整後)100.6%
<部門別の概況>
・食料品6,717億円 (店舗調整前)104.4%(店舗調整後)100.1%
・衣料品1,883億円 (店舗調整前)107.5%(店舗調整後)109.8%
・住関品2,618億円 (店舗調整前)109.7%(店舗調整後)98.7%
・サービス95億円 (店舗調整前)100.3%(店舗調整後)96.5%
・その他840億円 (店舗調整前)94.4%(店舗調整後)92.5%

 平成15年10月度は、月全体としては数日周期で天候が変わり気温の変動も見られたが、月初から全国的に寒気が入って秋らしい気候となったため、食料品、衣料品を中心に季節商材が好調に動くとともに、優勝セール等の企画も相まって、伸長率は前月よりも大きく改善して16ヶ月ぶりにプラスに転じた。 食料品は、農産品相場が安値基調に転じつつあるものの、加工食品・惣菜を中心に堅調に推移している。衣料品も低気温やセールにより全体的に好調な動き。住関品では、引き続き液晶テレビ、DVD等が順調のほか、暖房器具等にも動きが見られた。

<10月のトピックス>
10月は前月の厳しい残暑から一転して全国的に秋らしい気候となり、ニット、防寒肌着・防寒靴下等の冬物商材や、ハロゲンヒーター、電気カーペット等の暖房器具、羽毛布団等が上・中旬を中心に好稼働した。また、プロ野球の優勝セール、応援セール等の企画も盛況に終わった。

商品別の動き

食料品
農産品
農産品では、マツタケ等の季節野菜、葉物野菜は良かったものの、土物野菜は伸びを欠いた。サラダ野菜は今一歩。果物では柿、みかん等の季節商材は不調だったが、ぶどう、バナナ、アボガドは良い動き。
畜産品
畜産品は、牛ステーキ、牛薄切り等牛肉を中心に、豚肉もまずまずの動きであったが、鶏肉は前月に続いて振るわず。ハム・ソーセージは順調に推移。
水産品
水産品は、貝・海藻類は前月に続いて好調。さんま、相場安のかきも良い動きだが、お造りや鮮魚は不調。魚卵、一汐・開き等の塩蔵品も振るわず。うなぎは良い動き。
惣菜
惣菜は、温惣菜の揚げ物、焼き物のほか、中華も良い動き。和え物等の和惣菜も良い。米飯類は、季節のおこわ、弁当を中心に順調な動き。
その他食品
その他食品は、麺類、缶詰等が順調のほか、カレー、シチュー等のインスタント商材も良かった。ビール、発泡酒は引き続き好稼動したが、清酒、焼酎等も良い。和洋菓子のほか、アイスクリーム、機能性飲料等も好調な動き。米は15年産米の相場高もあって好調に推移。
衣料品
紳士衣料
紳士衣料は、ジャケット、ジャンパー等羽織物が全体的に好調に動いた。ビジネス関連ではネクタイは好調だったが、スーツ等は今一歩。布帛シャツ、上下スウェット、紳士肌着も良い動き。
婦人衣料
婦人衣料は、ニット、起毛素材のカットソー等が好調。秋物ジャケット、カシミアコートも良い。ボトムスでは、ジーンズ、ワークパンツが人気。フォーマル、スーツの動きは一段落。
その他衣料・洋品
その他衣料・洋品では、パジャマが全体的に良かったほか、紳士・婦人とも防寒靴下が堅調な動き。子供物ではベビーウェアが引き続き良かったほか、男女児ロングパンツ、パーカー等も順調。ブランケットやマフラー、婦人バッグ、スポーツバッグ等も好稼働した。
住関品
日用雑貨品
日用雑貨品は、キッチン関連では、和食器、土鍋等が好稼動したが、台所用品、調理用品は不調。ボトル・ポット類も良い動き。ティッシュペーパーやトイレ用品も良い。防災用品は転倒防止器具、食品中心に堅調な動き。玩具は一般玩具が順調。ダイアリー・カレンダー等の早期対応は好評、年賀状の早期割引やクリスマス商材の展開も始まった。
医薬・化粧品
医薬・化粧品は、基礎化粧品、スキンケアが好調に推移。ネイル関連も良い動き。ダイエット・健康食品は引き続き人気。気温の低下により風邪薬、鎮痛剤等の医薬品も順調に動いた。
家具・インテリア
家具・インテリアは、寝装品では羽毛布団、セット布団等が順調。クッション、テーブルクロス等のインテリア小物も良い。大型家具・収納類は不振だったほか、コタツ関連も今一歩。
家電製品
家電製品では、ハロゲンヒーター等の暖房器具が良かったほか、液晶テレビ、デジタルカメラ、DVDが好調な動き。冷蔵庫、洗濯機等は伸びを欠いた。
その他商品
その他商品では、スポーツは、紳士ゴルフ・婦人スウェット等のウェアが好調。自転車は軽快車が人気。ペット用品はフード中心に良い動き。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.8%であった。
 また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.9%であった。

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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