広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年12月度・チェーンストア販売概況

(平成16年 1月26日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 8,945店
※総販売額 1兆4,573億円 (店舗調整前)99.0% (店舗調整後)95.9%
<部門別の概況>
・食料品8,027億円 (店舗調整前)102.1%(店舗調整後)97.6%
・衣料品1,985億円 (店舗調整前)91.6%(店舗調整後)93.8%
・住関品3,359億円 (店舗調整前)97.8%(店舗調整後)94.1%
・サービス105億円 (店舗調整前)101.7%(店舗調整後)98.7%
・その他1,095億円 (店舗調整前)94.9%(店舗調整後)93.7%

平成15年12月度は、冬型の気圧配置が長続きせず気温の高い日もあったことに加えて、社会保険料の総報酬制によるボーナスの手取分減少等の要因もあって、重衣料や大型家電等を中心に全体的に盛り上がりを欠き、前月に続いて前年同月を下回った。食料品の動きは引き続き堅調だが、暖冬や野菜相場の低迷や下旬の米国のBSE問題の影響を受けて鍋物商材を中心に伸びを欠いた。衣料品も重衣料中心に低調に推移。住関品も液晶テレビ、DVD等の人気商品を除いて、ボーナス商戦の盛り上がりを欠き伸び悩んだ。

<12月のトピックス>
クリスマスケーキ、おせち料理は予約販売に人気が集中。特に、著名パティシエのケーキ、低価格のケーキ、ホテルのおせちが好評だった。インターネットによる予約も奏効。また、冬のギフトはハムを中心とした生鮮ギフト、ビール・ワイン等が人気。

商品別の動き

食料品
農産品
農産品は、野菜相場の低迷により、前月に続いて白菜、大根、ねぎ等の一般野菜のほか葉物野菜、土物野菜全般に伸びを欠いた。季節のみかん、いちごも不調だったが、バナナ、キウイは好調だった。
畜産品
畜産品では、牛肉は下旬の米国のBSE報道の影響により年末に向かって低迷し、和牛薄切り、焼肉等国産中心の動き。豚肉は薄切り中心に好調な動きだが、鶏肉は不振。ハム・ソーセージは引き続き良い動き。
水産品
水産品は、ぶり、たら等の鮮魚や冷凍魚全般に伸びを欠いたが、中トロは良い動き。魚卵も良い。塩蔵品、塩鮭、開き等は不調だった。
惣菜
惣菜では、揚げ物等の温惣菜、クリスマスの骨付きももは好調。冷惣菜は和洋ともに伸びを欠いた。米飯類は寿司類が伸び悩んだが、丼物・弁当は順調。
その他食品
その他食品では、相場高もあって米、餅は好調。缶詰、調味料も引き続き良い動き。クリスマスケーキ、おせちは予約販売中心に好調な動き。発泡酒や焼酎、アイスクリームも好稼動。
衣料品
紳士衣料
紳士衣料は、ビジネスジャケット、ネクタイは良いが、コート、スーツは不調に終わった。カシミアセーター、カジュアルカッター等一部に動きはあるが、カジュアル主力のブルゾン、ハーフコート等は不調。
婦人衣料
婦人衣料は、ウールロングコート、ジャケットは不調だが、ブラックフォーマルは引き続き好調。トップスでは、カシミアニット、インナーTシャツ等の一部商品は良い動き。ボトムスは、カジュアル・エレガンスともにパンツはまずまずだが、スカートは全般的に不振。
その他衣料・洋品
その他衣料・洋品は、子供物は女児ブルゾン、バーゲンのコート等が好調な動き。肌着は気温の推移にあわせて防寒商材が活発に動いたが、紳士・婦人ともに振るわず。ニットマフラー、ストール等の洋品も今一歩。ロングブーツ、スポーツシューズは良い動き。
住関品
日用雑貨品
日用雑貨品は、キッチン関連では、包丁、まな板等に動きがあるが、台所用品は今一歩。洋食器、和食器小物は良い。トイレットペーパー等の紙製品、住居洗剤、トイレ洗剤も好調。防災用品は引き続き順調。玩具はゲーム、キャラクター物中心の動き。年賀状印刷も良い。
医薬・化粧品
医薬・化粧品は、基礎化粧品、制度化粧品ともに順調な動き。ダイエット・健康食品も引き続き人気。医薬品は昨年好調の風邪・のど薬等が苦戦。
家具・インテリア
家具・インテリアは、ベッド、ダイニング等に動きがあるものの、大型家具・大型収納は引き続き不調。羽毛布団、アクリル毛布、こたつ布団は順調な動き。
家電製品
家電製品では、携帯電話、DVD、デジタルカメラは引き続き好調。暖房器具ではコタツ、ホットカーペットは良いが、ハロゲンヒーターの動きは一段落。乾燥機能付き洗濯機等一部に動きはあるものの、冷蔵庫、洗濯機等大型家電は不調。
その他商品
その他商品では、スポーツは婦人ウェア、ゴルフウェア中心の動きで伸びを欠いた。自転車はキャラクター子供車が人気。園芸用品、補修用品も良い動き。ペット用品はフード等全般に伸びを欠いた。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.7%であった。
 また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は7.5%であった。

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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