広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年1月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 2月24日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 9,131店
※総販売額 1兆2,582億円     

平成15年1月度は、食品の動きが良かったものの家電製品、紳士衣料などの動きが鈍く、総販売額の前年同月比はマイナス幅を縮小したものの前年を下回った。


<1月のトピックス>初売りでは福袋が良好に稼動。
初売りの関係では、子供衣料やブランド衣料など衣料品の福袋が好調だった。価格帯では3,000円~5,000円のものが人気。

商品別の動き

食料品
食料品は鍋・ホットメニュー関連の動きが良く、6ヶ月連続で前年を上回った。
生鮮は青果の動きは良いが、水産の動きは鈍い。その他食品は11ヶ月連続で前年を上回った。
●食料品販売額 6,809億円

生鮮品
野菜は相場高から一般野菜、葉物野菜など好調で、サラダ野菜も順調な動き。果実はバナナが好調で、イチゴ、キウイなど順調に動くも、リンゴなどの動きは鈍い。 精肉は、BSE報道にもかかわらず牛肉は好調だが、豚肉、鶏肉は今一歩。またミンチ類は順調で、ハム・ソーセージも高級品を中心にまずまずの動きだった。 水産は鮮魚類はアトランティックサーモン等に動きはあるが、全般的に動きは鈍い。塩干はチリメン、丸干しなど順調に動くも、一汐開き、魚卵、塩鮭などは今一歩。健康関連のめかぶ、モズクは良い動き。簡便需要で寄せ鍋セットや鍋用すり身など人気だった。
その他食品
加工食品では、パスタなど麺類やパスタソース、つゆ、すき焼のタレ、ポン酢などの調味料、スポーツ飲料など順調な動き。またTV効果で、ココアやシリアル、蜂蜜なども順調だが、乾物、缶詰などの動きは鈍い。菓子は、和風が順調に動くも、洋風は今一歩。また、風邪対策でのどあめ等のキャンディの動きが良い。日配の洋風デイリーは牛乳を中心に乳飲料、ヨーグルトなど順調な動き。和風デイリーは、豆腐を中心に水物が順調だが、練物、ゆで麺類、漬物は今一歩。ベーカリーは全般的にまずまずの動き。惣菜はサラダなど洋惣菜は順調だが、和惣菜の動きは鈍い。また、丼、弁当を中心に米飯類の動きが良いが、揚物などの動きは鈍い。
衣料品
衣料品は婦人衣料に動きが見られたものの、コートなど全般的に動きが鈍かった。
●衣料品販売額 1,977億円

紳士衣料
冬物セールなど販促に努めたことによりフォーマル、春物トレーナーや低価格商品などに動きはあるが、コートなど全般的に動きは鈍い。
婦人衣料
外装類では、フォーマルが順調に動くも、コートやジャケットの動きは鈍い。ボトムスはジーンズが好調で、パンツ、スカートも順調な動き。トップスはブラウス・シャツなど好調で、カットソー、ジャンパーなども順調だが、セーターの動きは鈍い。
その他衣料・洋品
子供服は、男女児のロングパンツなど順調に動くも、男児長袖Tシャツの動きは鈍く、ジーンズは不調。女児スカートやブルゾンも不調だった。肌着類は紳士は好調だが、婦人、子供は今一歩。ソックスは全般的に動きは良い。
服飾関連では全般的に動きの鈍い中、婦人の帽子は人気だった。
住関品
住関品は、風邪薬など順調に動き医薬・化粧品が4ヶ月連続で前年を上回ったものの、家電製品をはじめ全般的に動きは鈍かった。
●住関品販売額 2,790億円

日用雑貨品
ダイニング関連では、正月飾り関連が好調で、テーブルクロスの動きも良いが、洋食器や和食器は不調だった。リビング関連では、バスマット、キッチンマットやトイレ用品、台所用品、スリッパなど順調に動くも、バス用品は不調で清掃用品の動きも鈍い。ホビー・カルチャー関連の玩具はホビー関連や女児玩具の一部に人気があるが、知育、教育関連やTVゲームなどは不調。学童筆記具など文具も不調だった。 靴は、スポーツ関連シューズに動きはあるが、婦人、子供の動きは鈍く、紳士は不調。バッグ類はキャリーケース、スーツケースなどトラベル関連が好調だが、インポートものは不調だった。
医薬・化粧品
医薬品は風邪薬、喉薬や健康食品など好調な動き。化粧品では、制度化粧品、一般化粧品とも順調に動くも、メンズ化粧品の動きは鈍く、ヘア小物やリップクリームなどは不調。また、入浴剤は好調な動きだった。
家具・インテリア
家具は全般的に不調。インテリア関連では、ホットカバー、ムートンクッション、インテリア小物など好調で、カーペット、羽毛布団なども順調だが、ソファーやコタツ布団は不調だった。
家電製品
情報家電は携帯電話、電子辞書が好調。AV家電はDVDビデオ、液晶テレビが好調だが、ポータブルオーディオやワイドテレビは不調。大型家電はハロゲンヒーター、電気毛布など電気暖房が好調だが石油暖房、エアコンや冷蔵庫は不調。小物家電は加湿器、空気清浄機を中心にした生活環境用品や食器洗い機が好調だが、調理用品などは不調だった。
その他商品
ペット用品では猫用フードなど好調だが、園芸用品は不調だった。自転車は折りたたみ式が人気だが、軽快車は不調。スポーツ関連では、レディーススポーツウェアがブランド品を中心に好調だが、スキータートルなどは不調だった。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.7%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は7.2%であった。
●サービス販売額 93億円
●その他の販売額 910億円

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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