広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年2月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 3月25日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 9,124店
※総販売額 1兆0,423億円     

平成15年2月度は、食料品が堅調だったものの、衣料品、住関品の苦戦が続き、総販売額の前年同月比は前年を確保するには至らなかった。

<2月のトピックス>
バレンタインデーギフトの主力のチョコレートは、銘店ものの商品を中心に好調だった。売れ筋の価格帯は500~1,000円。

商品別の動き

食料品
 食料品は7ヶ月連続で前年を上回った(生鮮品は3ヶ月ぶりにプラス、その他食品は12ヶ月連続プラス)。生鮮品は鍋需要関連の商品に動きがあり、その他食品は健康食品に根強い人気。
●食料品販売額 6,132億円

生鮮品
野菜は相場高からサラダ野菜、一般野菜や葉物野菜など好調、気温低下からの鍋需要できのこ類の動きも良い。果実はトロピカルフルーツが順調に動くも、イチゴ、ミカンやリンゴの動きは鈍い。 精肉は牛肉が好調だが、豚肉、鶏肉の動きは鈍い。また合挽ミンチなどは好調だがハム・ソーセージなど畜肉加工品の動きは今一歩。 水産の鮮魚はブリ、カツオやイカなど好調な動きだが、サバ、アジなどは不調だった。刺身類は主力のマグロの動きが鈍く、貝類は生カキなど順調に動くも、シジミの動きは今一歩。塩干は節分用のイワシを中心に一汐開きなどが順調な動きだが、チリメン、魚卵や塩鮭などの動きは鈍い。
その他食品
加工食品では、パスタなど麺類やTV効果により寒天、韓国海苔など乾物の動きがよく、レトルト、レンジ食品などインスタント調味料も好調だった。酒は日本酒、焼酎が好調。飲料はノンアルコールビールやスポーツ飲料なども順調な動きだった。菓子は、洋風がチョコレートの動きは良く、和風もひな祭り関連を中心にまずまずの動きだった。日配の洋風デイリーは牛乳や乳酸菌飲料など飲料が順調で、ヨーグルトなどデザート類の動きも良い。和風デイリーは、水物は順調に動くも、練物、麺類、漬物などは今一歩。ベーカリーは全般的に順調な動きだった。
惣菜はサラダや揚げ物などまずまずの動きだった。米飯類は、丼、弁当、おにぎりなど良い動きだが、握り寿司などは不調だった。
衣料品
衣料品は週末に天候がくずれる日が多かったことに加え、冬物のセールが今一つだった事もあり、全般的に苦戦。
●衣料品販売額 1,288億円

紳士衣料
ビジネス関連ではスーツなど好調で、ジャケット、スラックスやドレスシャツなども順調だが、コート、カッターシャツやネクタイなどの動きは鈍い。洋品はカットアウターなど良い動きだが、セーターなどは今一歩。
婦人衣料
外装類では、ジャケットやスーツなど順調に動くも、フォーマルの動きは今一歩。ボトムスはジーンズが好調で、スカートも順調な動きだが、パンツは不調だった。トップスはシャツやジャンパーは好調だが、カットソーやニットの動きは鈍い。
その他衣料・洋品
子供服はベビーは好調で、女児スーツなど動くも、男児、トドラーなどの動きは鈍い。肌着類は紳士、子供は順調に動くも婦人の動きは今一歩。ソックスは紳士ビジネスや婦人セット物など順調に動くも子供の動きは鈍い。
服飾関連では雨の日が多かったこともあり傘など順調に動くも、アクセサリー類は不調だった。
住関品

住関品は医薬品で花粉症対策の目薬、鼻炎薬などの商品に動きがあり、5ヶ月連続で前年水準を確保したものの、全体としては苦戦。
●住関品販売額 2,184億円

日用雑貨品
ダイニング関連では、フライパンなど好調で、ステンレスボトルやケーキ製菓用品など順調に動くも、ガラス食器など動きは鈍く、和洋食器類は不調だった。リビング関連では、台所用品やマット、タオル、スリッパ、サンダルなど順調に動くも、バス用品や洗濯用品などは不調だった。ホビー・カルチャー関連の玩具はホビー関連やひな人形など良い動きだが、女児玩具、男児キャラクター物や知育・教育、TVゲームなどは不調。文具は学童筆記関連小物や画材など順調に動くも、ボールペンや事務小物などの動きは鈍い。ティッシュペーパーの動きは良い。
靴は、スポーツシューズ、婦人パンプスなど良い動きだが、紳士カジュアルや子供の動きは今一歩。バッグ類はキャリーケースなどトラベル物が好調で、紳士、スポーツなど順調に動くも、婦人の動きは鈍く、インポートものは不調だった。新入学関連のランドセルの動きは良い。
医薬・化粧品
医薬品は目薬、のど薬、鼻炎薬や健康茶など好調。化粧品では、制度化粧品は順調に動くも、一般化粧品は今一歩、白髪染めなどの動きも鈍い。電動歯ブラシ、入浴剤は好調で、住居洗剤なども順調な動きだった。
家具・インテリア
家具は軽家具類など順調に動くも、他は不調。インテリア関連では、羽毛布団、セット布団など好調で、枕、毛布など順調な動き、クッションなどインテリア小物の動きも良いが、コタツ布団、掛布団カバー、カーテンや毛布パットなどの動きは鈍い。
家電製品
情報家電は携帯電話、電子辞書やパソコン周辺機器が好調。AV家電は液晶テレビ、DVDが好調だがポータブルオーディオやビデオデッキは不調だった。暖房関係ではハロゲンヒーターや電気毛布が好調だが、エアコンや電気コタツは不調だった。また乾電池などの動きも良いが、冷蔵庫は不調だった。
その他商品
ペット用品ではペットフードなど順調だが、園芸用品の動きは今一歩。自転車は特殊車が人気。低価格のオリジナル商品も堅調な動きだった。スポーツ関連では、レディーススウェットウェアや蓄熱系アンダーウェアなど人気だった。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.9%であった。2月末で販売が終了した高額のハイウェイカードが駆け込み需要で好稼動。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.9%であった。
●サービス販売額 98億円
●その他の販売額 719億円

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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