広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年3月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 4月24日)

全体の概況

※会員企業数 101社 / 店舗数 8,723店
※総販売額 1兆1,752億円 前年同月比(店舗調整前)101.0% (店舗調整後)98.0%
<部門別の概況>

平成15年3月度は、前年が桜の開花が10日ほど早まるなど記録的な暖かさであったのとは逆に、本年は例年より気温が低く、春物・初夏物商品が苦戦し、店舗調整後の総販売額の前年同月比は前年を下回った。

<3月のトピックス>
新入学・卒業関連では、ランドセル、子供フォーマル、婦人靴が好調だった。

商品別の動き

食料品
食料品は8ヶ月連続で前年を上回った(生鮮品は2ヶ月連続のプラス、その他食品は13ヶ月連続のプラス)。
ひな祭りや新入学・卒業シーズンでもあり、シャブシャブ用の牛肉や刺身類、チラシ寿司などのご馳走関連商品の動きが良かった。
●食料品販売額    6,574億円
食料品前年同月比 (店舗調整前) 103.6% (店舗調整後) 101.7%
生鮮品
農産の野菜は相場高が続き、サラダ野菜、土物野菜、一般野菜など全般的に好調。果実はトロピカルフルーツなど順調に動くも、イチゴ、国産の柑橘類の動きは鈍い。 畜産の精肉ではシャブシャブ、焼肉を中心に牛肉が好調だが、豚肉、鶏肉などの動きは今一歩。ハム・ソーセージなどの動きも鈍い。 水産の鮮魚類はマグロは動きは鈍いもののカツオは順調で、モズクなど海藻類の動きは良い。塩干ではアジ開き、サンマ開きや塩サバなど好調で、チリメンなども順調な動きだった。
その他食品
加工食品では、気温が低く飲料の動きが鈍いが、ポン酢、みりん料理酒や風味調味料、パスタ類やイワシ中心の水産味付け缶など好調な動きだった。菓子は、和風が好調で、洋風も順調に動くも、酒類の動きは今一歩。日配の洋風デイリーは牛乳や乳酸菌飲料を中心に順調に動くも、デザート類の動きは今一歩。和風デイリーは、水物、漬物などまずまずの動きだが、蒲鉾、ちくわなど練物や麺類などは不調だった。ベーカリーは食パン、菓子パンともに順調な動きだった。 惣菜は要冷惣菜の動きは鈍いが、温惣菜の中華、焼物など順調で、丼、弁当など米飯類やチラシ寿司なども順調だった。
衣料品
衣料品は前年の記録的な暖かさとは逆に気温が低く、春物や初夏物を中心として動きが鈍かった。
●衣料品販売額   1,574億円
衣料品前年同月比 (店舗調整前) 87.5% (店舗調整後) 93.1%

紳士衣料
ビジネス関連ではフォーマルウェアなどに動きはあるが、全般的に不調。洋品では長袖Tシャツなど動くも他は不調だった。
婦人衣料
外装類では、長袖アンサンブルなど動くも全般的に動きは鈍く、ボトムスはパンツ、スカートともに不調。トップスはニットベストなど動くも全般的に動きは鈍い。
その他衣料・洋品
子供服はベビーが順調で、女児ハーフパンツ、男児ロングパンツなど順調に動くも、全般的に動きは鈍い。肌着類は紳士、子供が順調に動くも婦人の動きは鈍い。ソックスは全般的に動きは鈍く、パジャマは子供は順調だが、紳士、婦人の動きは鈍い。 服飾関連ではレイングッズが好調だが、アクセサリー類は不調だった。
住関品
住関品は新入学関連の文具や電動歯ブラシ、液晶テレビなど好調な動きの商品もあるが、全体としては苦戦した。
●住関品販売額 2,599億円
住関品前年同月比 (店舗調整前) 110.6% (店舗調整後) 96.9%

日用雑貨品
ダイニング関連では、行楽用品やフライパン、鍋・ケトルなど順調な動きだが、ガラス食器、和食器や流し用品は不調だった。リビング関連は、木収納など良い動きだが、スリッパ、入浴用品、トイレマットなどは不調だった。ホビー・カルチャー関連のTVゲームや節句商品など動くも、一般玩具は不調。文具は新入学、進級関連として色鉛筆、ノート、ペンケースなど順調に動くも、事務小物などの動きは鈍い。 靴は、婦人が順調に動くも、紳士、子供は今一歩。バッグ類は紳士、スポーツは良い動きだが、婦人の動きは鈍く、インポートものは不調だった。
医薬・化粧品
目薬、鼻炎薬などの医薬品や健康食品など好調。化粧品では、制度化粧品、一般化粧品とも順調だが、白髪染毛剤や化粧雑貨は不調だった。また、電動歯ブラシ、入浴剤など好調で、洗剤などの動きも良いが防虫剤などは不調だった。
家具・インテリア
家具は整理棚や整理タンスなど軽家具類は順調に動くも、他は不調。インテリア関連では、枕、羽毛布団、毛布、インテリア小物など順調に動くも、レースカーテン、カバーなどは不調だった。
家電製品
情報家電は携帯電話やパソコン周辺機器など好調だが、パソコン本体は不調だった。AV家電は液晶テレビ、ワイドテレビ、DVDプレイヤーが好調だが、ビデオは不調だった。大型家電の冷蔵庫、洗濯機は不調だが、小物家電の電子レンジ、食器洗い機や電池など好調だった。
その他商品
園芸用品は気温が低く動きは鈍かった。ペット用品ではペットフードなど順調な動き。自転車は全般的に不調。スポーツ関連では、新製品を中心にゴルフメンズクラブやスポーツシューズが順調に動くも、メンズスポーツウェアは不調だった。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.8%であった。ハイウェイカードは2月の駆け込み需要の反動もあって不振。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は7.7%であった。
●サービス販売額    99億円
サービス前年同月比 (店舗調整前) 100.8% (店舗調整後) 99.2%
●その他の販売額   904億円
その他前年同月比  (店舗調整前)  87.0% (店舗調整後) 86.2%

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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