広報リリース・販売統計

チェーンストア販売統計

平成15年5月度・チェーンストア販売概況

(平成15年 6月24日)

全体の概況

※会員企業数 102社 / 店舗数 8,821店
※総販売額 1兆1,869億円  前年同月比 (店舗調整前)99.7% (店舗調整後)95.8%

平成15年5月度は、上旬は気温の高い日が続いたため、初夏物衣料を中心に比較的好調に推移したものの、中・下旬は天候不順もあり、低下基調となり、店舗調整後の総販売額の前年同月比は前年を下回った。

<5月のトピックス>
母の日のギフトでは、衣料品や財布等服飾品よりもフラワーギフトやホテルケーキ、機能枕など健康志向商品が人気。ゴールデンウィークは休日が前年に比べて一日少ないこともあって今一歩。

商品別の動き

食料品
食料品は、生鮮品は4ヶ月ぶり、その他食品は15ヶ月ぶりのマイナスとなり、全体としては10ヶ月ぶりに前年を下回った。
●食料品販売額    6,738億円
食料品前年同月比 (店舗調整前) 101.6% (店舗調整後) 98.7%

生鮮品
農産の野菜は土物野菜は良い動きだが、サラダ野菜は今一歩。なお、野菜の相場は中旬以降前年を下回った。果実はトロピカルが好調で、柑橘類の動きも良いが、メロンの動きは鈍く、アメリカンチェリーなどは不調だった。 畜産の精肉では牛肉は好調だが豚肉、鶏肉などは今一歩。ハム・ソーセージなど畜肉加工品はまずまずの動きだった。 水産の鮮魚類はモズクを中心に海藻類や貝が好調だが、アジなどの純鮮魚や刺身などの動きは鈍い。塩干は一汐開きなど順調に動くも、魚卵、チリメンなどは不調で、塩鮭などの動きも鈍い。
その他食品
加工食品では、米、乾麺、缶詰や嗜好品など順調で、味噌、醤油など和風調味料などの動きも良い。またノンアルコール飲料を中心とした炭酸飲料など飲料が順調に動くも、インスタント調味料や乾物などの動きは鈍い。菓子は洋風、和風とも順調な動き。酒は駆け込み需要の反動で発泡酒を中心に動きは鈍い。日配の洋風デイリーは牛乳や乳酸菌飲料を中心に飲料やアイスクリーム、冷凍食品が順調に動くも、デザート類などの動きは鈍い。和風デイリーは、ゆで麺、水物など順調に動くも、練物の動きは鈍い。ベーカリーはパン類が全般的に順調で、柏餅の動きも良い。 惣菜の要冷惣菜は洋惣菜が順調で、和惣菜の動きは今一歩。温惣菜はスナック類や中華、焼物など好調な動きだった。また丼、弁当やおにぎりなど米飯類が好調で、ちらし寿司などの動きも良い。
衣料品
衣料品は初夏物に動きが出始めたものの、全体としては苦戦。
●衣料品販売額   1,626億円
衣料品前年同月比 (店舗調整前) 91.2% (店舗調整後) 95.6%

紳士衣料
ビジネス関連ではジャケット、スラックスやスーツなど全般的に動きは鈍いが、ネクタイは好調。洋品では半袖布帛シャツが好調で、半袖カットソーなどの動きも良い。
婦人衣料
外装類では、フォーマルの動きは鈍く、ジャケットは不調だった。トップスは全般的に動きの鈍い中、UVのロールアップシャツや半袖カーディガンが好調だった。ボトムスはカジュアルパンツなど好調だが、スカート、ジーンズの動きは鈍い。
その他衣料・洋品
子供服はベビー、男児が順調に動くも、女児、トドラーの動きは今一歩。肌着類は全般的に順調な動き。パジャマは婦人、紳士は順調に動くも、子供の動きは鈍い。ソックスは全般的に順調に動くもパンストは不調だった。 服飾関連では紳士傘が好調のほか、シニア向けの帽子など順調な動きだった。
住関品
住関品はダイエット食品などの健康食品や液晶テレビなど好調だが全体的に苦戦。
●住関品販売額 2,544億円
住関品前年同月比 (店舗調整前) 106.3% (店舗調整後) 92.3%

日用雑貨品
ダイニング関連では、アウトドア商品やポット、ボトルなど好調だが、和洋の陶器類やガラス食器は不調だった。リビング関連では全般的に動きの鈍い中、防災用品に動きがある。ホビー・カルチャー関連の玩具も全般的に動きが鈍いがキャラクターものなど好調で、五月節句人形などの動きも良い。文具はブランドキャラクターものやOA消耗品が好調だが、フィルムやアルバムなどは不調だった。 靴は、全般的に順調な動き。バッグ類は紳士、スポーツなど順調に動くも、婦人の動きは鈍く、トラベルは不調だった。
医薬・化粧品
皮膚薬、うがい薬など医薬品やダイエット食品などの健康食品が好調。化粧品では、制度化粧品、一般化粧品ともに順調。マスクの動きも良いが、歯ブラシ、デオドラントなどの動きは鈍い。
家具・インテリア
家具は籐家具などに動きはあるものの、全般的に動きは鈍い。寝装・インテリア関連では、羽毛布団やダウンケットなど好調で、クッションなどインテリア小物の動きもよいが、カーテンや肌布団、タオルケット、枕は不調だった。
家電製品
情報家電は携帯電話やパソコン消耗品が順調な動きだが、パソコン本体は不調。AV家電は液晶テレビ、DVDが好調だが、ワイドテレビ、VTRは不調だった。大型家電はエアコンなど好調だが、冷蔵庫、洗濯機など不調。また、小物家電は電子レンジやトースターなどは好調だった。
その他商品
ペット用品は順調に動くも、園芸用品は不調だった。自転車は全般的に不調。スポーツ関連では、レディススポーツウェアは好調だが、ゴルフウェア、スポーツ用具などは不調だった。
サービス・その他
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.7%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は7.4%であった。
●サービス販売額    86億円
サービス前年同月比 (店舗調整前)  91.8% (店舗調整後) 93.5%
●その他の販売額   874億円
その他前年同月比  (店舗調整前)  87.0% (店舗調整後) 85.8%

『チェーンストア販売統計』のお問い合わせは、日本チェーンストア協会 広報部 まで
電話 03-5251-4600  FAX 03-5251-4601

※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス ; http://www.jcsa.gr.jp

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